２０２４年７月 乗鞍高原探虫記
 トゲアリ |
横浜は７月始めの１週間は酷暑だったので、７月６日から１１日まで涼味あふれる乗鞍高原で涼をえながら、高原の虫を探しました。 初めての乗鞍高原は、とても新鮮で素晴らしい自然を堪能できましたし、都会からはなれてスケールの大きい大自然に抱かれ、感動の連続でした。 今回はアリに縁があり、トゲアリや生態がとても不思議な「エゾアカヤマアリ」など、知らないアリの生態を知ることができて勉強になりました。 （小さな写真はクリックすると拡大表示されます） |
| ■ 7/06(土) 晴 ３５℃ | ■ 7/07(日) 晴 ２７℃ | ■ 7/08(月) 曇り ２８℃ | ■ 7/09(火) 晴 ３０℃ | ■ 7/10(水) 晴れ ２８℃ |
|---|---|---|---|---|
| ■ 7/11(木) 晴れ ２８℃ | ||||
| 【旅のガイド】 | 【フィールドノート】 |
■ 7/06(土) 晴 ３５℃
一日目： 7月06日 横浜 → 山梨県 → 乗鞍高原 → 休暇村乗鞍高原 → 牛留池 → 松本泊ここ数日の猛暑に耐えられず、計画していた高原行きを一日早めて、朝４時半に家を出て、乗鞍高原に向かいました。
関東地方の天気予報は連日真っ赤で、見るだけでもうんざり、生まれて初めての酷暑の始まりでした。
工程表
① 7月06日 横浜 → 山梨県 → 乗鞍高原 → 休暇村乗鞍高原 → 牛留池 → 松本泊
② 7月07日 松本 → 乗鞍高原 → 三本滝 → 一ノ瀬園地 → あざみ池 → 松本泊
③ 7月08日 松本 → 梓川 → 城山公園 → そば庵 米十 → 松本泊
④ 7月09日 松本 → 周辺巡り → 松本城 → 松本泊
⑤ 7月10日 松本 → 梓川 → せせらぎの湯 → 松本泊
⑥ 7月11日 松本 → 諏訪湖 → 横浜
総走行距離＝736Km
アリの研究をはじめて早５年、様々なアリに遭いましたが、どうしても見たいアリの一つが「トゲアリ」でした。さて出会いは叶うでしょうか？ ハチ目アリ科ヤマアリ亜科トゲアリ属 8ｍｍ 絶滅危惧II類
② 7月07日 松本 → 乗鞍高原 → 三本滝 → 一ノ瀬園地 → あざみ池 → 松本泊
③ 7月08日 松本 → 梓川 → 城山公園 → そば庵 米十 → 松本泊
④ 7月09日 松本 → 周辺巡り → 松本城 → 松本泊
⑤ 7月10日 松本 → 梓川 → せせらぎの湯 → 松本泊
⑥ 7月11日 松本 → 諏訪湖 → 横浜
総走行距離＝736Km
アリの研究をはじめて早５年、様々なアリに遭いましたが、どうしても見たいアリの一つが「トゲアリ」でした。さて出会いは叶うでしょうか？ ハチ目アリ科ヤマアリ亜科トゲアリ属 8ｍｍ 絶滅危惧II類
トゲアリを探す
平地から低山地の雑木林に生息し、植物相が豊かで一定以上の規模のある林であれば、都市の近くでもみらます。直射日光にさらされず、同時に風通しがあり、適度の木漏れ日が射すような条件を好みます。
ある程度太い、樹齢のある樹木の根元近くにある洞等を巣に利用することが多いようで、樹種はコナラを筆頭に、クヌギ、スダジイ、サクラ等が多いです。
トゲアリは他のアリの巣を乗っ取るので、寄生対象である宿主アリが営巣していた場所が巣になります。他のアリのコロニーに一時的に寄生する一時的社会寄生を行います。
寄生するアリとしては、クロオオアリ、ミカドオオアリ、ムネアカオオアリが確認されています。
女王による乗っ取り行動の成功率は非常に低く、営巣できるのは、限られたわずかな女王だけであると考えられています。
寄主の巣に侵入した新女王は、宿主アリの働きアリたちから激しい攻撃を受けますが、新女王は宿主巣内の敵の少ない場所に一時退避し、以後散発的に働きアリと格闘して匂い物質を自らの体表に蓄え、攻撃を受けずに巣の中心へ進めるよう準備します。これを長い日数繰り返し、攻撃されなくなってから、トゲアリの新女王は宿主の女王を攻略します。その後しばらくは、宿主の働きアリの援護を受けます。
宿主巣内でトゲアリの新女王は産卵し、トゲアリの働きアリが育つと乗っ取りは成功し、ここで繁殖をはじめます。
ある程度太い、樹齢のある樹木の根元近くにある洞等を巣に利用することが多いようで、樹種はコナラを筆頭に、クヌギ、スダジイ、サクラ等が多いです。
トゲアリは他のアリの巣を乗っ取るので、寄生対象である宿主アリが営巣していた場所が巣になります。他のアリのコロニーに一時的に寄生する一時的社会寄生を行います。
寄生するアリとしては、クロオオアリ、ミカドオオアリ、ムネアカオオアリが確認されています。
女王による乗っ取り行動の成功率は非常に低く、営巣できるのは、限られたわずかな女王だけであると考えられています。
寄主の巣に侵入した新女王は、宿主アリの働きアリたちから激しい攻撃を受けますが、新女王は宿主巣内の敵の少ない場所に一時退避し、以後散発的に働きアリと格闘して匂い物質を自らの体表に蓄え、攻撃を受けずに巣の中心へ進めるよう準備します。これを長い日数繰り返し、攻撃されなくなってから、トゲアリの新女王は宿主の女王を攻略します。その後しばらくは、宿主の働きアリの援護を受けます。
宿主巣内でトゲアリの新女王は産卵し、トゲアリの働きアリが育つと乗っ取りは成功し、ここで繁殖をはじめます。
トゲアリの特徴
棘は胸部に４か所、それぞれ対になって２本づつありますが、３は見えずらいです。
１．肩に前方を向く棘
２．中胸には先端がカーブした棘
３．前伸腹節側縁には角張り先端が曲がった棘
４．腹柄節には釣り針状の大きな棘
アリは目が良くないので、お互いを触覚や匂いで識別し、同種のアリでも巣が異なると匂いも異なり、攻撃の対象です。
ただアリの匂いは化学物質で、体に塗りためているので、それを他のアリの体表から奪うことで、その巣の住人に変身することができてしまうのです。好蟻性生物がそのいい例です。
１．肩に前方を向く棘
２．中胸には先端がカーブした棘
３．前伸腹節側縁には角張り先端が曲がった棘
４．腹柄節には釣り針状の大きな棘
アリは目が良くないので、お互いを触覚や匂いで識別し、同種のアリでも巣が異なると匂いも異なり、攻撃の対象です。
ただアリの匂いは化学物質で、体に塗りためているので、それを他のアリの体表から奪うことで、その巣の住人に変身することができてしまうのです。好蟻性生物がそのいい例です。
棘は前から１，２，３，４の順にあります |
 腹部は下を向いています |
 |
|
トゲアリ発見
まだ朝早いので働きアリは活動していないかと心配しましたが、すでに餌を探しているトゲアリを見つけました。その後順次、働きアリの数が増えてきて、壮観でした。
 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
トゲアリの栄養交換１
アリの社会では、群れ内の栄養素を共有するために、口移しで食べ物を分け与える「トロファラキシス」という独特な食物交換行動が行われます。
探索者がエサを見つけると、一部を消化した後に巣に戻りながら他のアリに口移しでエサを分け与えます。この行為は、栄養が群れ内の個体に均等に行き渡るようにというアリの高い社会性が生み出した、
協力的なシステムです。トロファラキシスにより、病気や食料不足の際も、適切な栄養分の配分に努め、群れの健康維持に貢献しています。
巣外でも栄養交換しているアリたちをしばしば見ますので、注意深く観察してみてください。
探索者がエサを見つけると、一部を消化した後に巣に戻りながら他のアリに口移しでエサを分け与えます。この行為は、栄養が群れ内の個体に均等に行き渡るようにというアリの高い社会性が生み出した、
協力的なシステムです。トロファラキシスにより、病気や食料不足の際も、適切な栄養分の配分に努め、群れの健康維持に貢献しています。
巣外でも栄養交換しているアリたちをしばしば見ますので、注意深く観察してみてください。
 |
 |
 |
 |
トゲアリの栄養交換２
栄養交換を要求されると、帰り路でも、立ち止まって、口移しに与えます。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
トゲアリの餌運び
アリとしては体が大きいので、運ぶ餌も大きく、主に虫が多いです。動きが早いのでピント合わせには苦労しましたが、至福のひと時でした。
 |
 |
 |
|
ここで見られたその他の虫たち
みどり湖PA
みどり湖 PA で休憩後、長野自動車道の塩尻北で降りて、乗鞍高原方面へ進みました。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
乗鞍高原へ
トゲアリを堪能した後、次の目的地である乗鞍高原をめざして、車を進めましたが、細いトンネルまたトンネルでとても神経を使いましたが、休暇村乗鞍高原の駐車場に無事着きました。
ヒルクライマー達
ヒルクライマー達も続々とやってきました。
 |
 |
 |
 |
乗鞍高原のチョウ
まずは休憩と昼食をとって、牛留池へ向かいます、１０分位でした。
このヤマキマダラヒカゲは人の汗の塩分を求めて、ずっとつきまとっていました。いつもそうなのですが、私の汗、チョウに好かれます。
このヤマキマダラヒカゲは人の汗の塩分を求めて、ずっとつきまとっていました。いつもそうなのですが、私の汗、チョウに好かれます。
 ヤマキマダラヒカゲ |
 |
 |
|
乗鞍高原の虫たち
ナガマルハナバチ♀
束の間の晴れ間だったので、ナガマルハナバチは花粉や蜜集めに忙しそうでした。脚の花粉だんごが重そうです。
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
ギンリョウソウ
乗鞍高原の虫
牛留池
牛留池の東屋から、正面の雄大な北アルプスの山々を眺めました。横浜の酷暑から解放されて、心地よい風を感じながら、瑠璃色のトンボの乱舞を楽しみました。これほどの贅沢はありませんね。
ルリイトトンボ
乗鞍高原を代表する美しいイトトンボで、目の青色は青空を映しているようで、透き通っていました。ともかくたくさんいて、しばらくは、夢中で撮りました。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
ルリイトトンボ
胸に付いているぶつぶつはなんでしょう？
 |
 |
|
|
カオジロトンボ
ふと我にかえったら、黒くて赤いトンボがいたので、黒いアカトンボかなと思って撮っていました。顔が白いのが一番の特徴で、結構カラフルでした。こんなトンボもいるんですね。
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
天気が急変
東屋でゆっくりしていたら、突然の夕立、急いで車まで戻りました。カーナビが松本市内は豪雨と出たので、一瞬焦りました。
あのトンネルとくねくね道を下るのは危険で、恐怖を覚えましたが、観光センターまで戻るとたくさんの車があったので、一安心しました。
雨の中だったので、ゆっくり走って帰りましたが、松本市内は小降りでした。
あのトンネルとくねくね道を下るのは危険で、恐怖を覚えましたが、観光センターまで戻るとたくさんの車があったので、一安心しました。
雨の中だったので、ゆっくり走って帰りましたが、松本市内は小降りでした。
宿の周辺を散策
梓川沿いは水が豊かで、どの水路も多くの水が音をたてて流れていて、涼味を感じさせます。ナミテントウの載っている花はワルナスビ、牧野富太郎が名付け親です。
 ヒメアトスカシバ |
 |
 ワルナスビ上のナミテントウ |
 |
 ニホンアマガエル |
 |
 松本は手毬のマンホール蓋 |
|
りんごと蕎麦
おいしいリンゴになると嬉しいです。
 |
 |
 |
 |
乗鞍高原について
上高地は日本人のみならず、インバウンド客がどっと訪れていて騒がしいですが、乗鞍高原はまだあまり知られていないらしく、外国人はほとんどいませんでした。
ヒルクライムを楽しむ日本人サイクリストが一番多く集結していました。
全体的に静かで素晴らしい自然が保たれていました。車の交通規制もかなり厳しいと思われているようで、とても気に入りました。
ヒルクライムを楽しむ日本人サイクリストが一番多く集結していました。
全体的に静かで素晴らしい自然が保たれていました。車の交通規制もかなり厳しいと思われているようで、とても気に入りました。
■ 7/07(日) 晴 ２７℃
二日目： 7月07日 松本 → 乗鞍高原 → 三本滝 → 一ノ瀬園地 → あざみ池 → 松本泊乗鞍高原はサイクリストの聖地と言われ、自転車で登れる日本での最高地点（畳平）にヒルクライムチャレンジできますので、多くのチャレンジャーで賑わっていました。
ヒルクライムとは峠や山岳地帯を走ること、サイクリングの楽しみ方の一つで、エコーラインが全線開通している期間（７月１日～１０月３１日）、ヒルクライマー達に人気です。
エコーラインは第１区間までのみ、車の走行は認められていますが、第２区間から第３区間は、自転車でのみ走れます。この日も何百人ものヒルクライマー達が畳平を目指して、サイクリングを楽しんでいました。
第１区間 ： 乗鞍高原観光センター ～ 三本滝
第２区間 ： 三本滝 ～ 位ヶ原山荘
第３区間 ： 位ヶ原山荘 ～ 乗鞍山頂（畳平）
乗鞍高原観光センターを起点にすると、一ノ瀬園地を巡る道がわかりますので、迷ったらここに戻りましょう。
一ノ瀬園地は一ノ瀬川の周辺を呼ぶようで、ここにも平坦なサイクリングロードがあります。
乗鞍高原の地図
乗鞍高原 三本滝
サイクリストたちは、まず乗鞍高原観光センターから三本滝を目指します。ここまでで全行程の 1/3 だそうです。
 |
 |
 |
 |
ニッコウキスゲ
三本滝への道すがらの探虫
セグロベニトゲアシガ
奇抜な衣装の派手なガが葉上にたくさんいました。いかにも毒があるぞと警告しているようでした。 チョウ目ニセマイコガ科 15ｍｍ
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
アシナガコガネ
本当は黄色の微毛に覆われているのですが、すっかり剥げて地色が見えていましたが、長い脚は健在でした。 コウチュウ目コガネムシ科 9ｍｍ
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
ナミホソハマキモドキとモンギンハマキモドキ
シリアゲムシ２種
クロミヤマクサカゲロウ
繊細な生き物です。
 |
 |
 |
 |
シラフシロオビナミシャク
なかなか綺麗なガで、吸蜜に忙しそうでした。
 |
 |
 |
 |
オオルリシジミ？
 |
 |
 |
 |
カメムシたち
ウンモンテントウ
このテントウムシは美麗種ですが、高緯度でしか見たことがありません。２０１１年に草津温泉周辺で出会って以来、二度目です。今回のは羽化直後かもしれません。 コウチュウ目テントウムシ科 9ｍｍ
 |
 |
 |
 2011年草津温泉にて：参考資料 |
ヒメキシタヒトリ
希少種だそうで、ガとは思えない美しい姿でした。 チョウ目ヒトリガ科 38ｍｍ
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
サッポロフキバッタ
クロギンスジトガリホソガ
 |
 |
 |
|
トビイロツノゼミ
大好きなので見つけると撮ってしましますが、低地から高地まで生息範囲が広いです。
 |
 |
 |
 |
チョウ目
その他の虫たち
一ノ瀬園地
昼食を食べていると、小さなアリが指に咬みついたので、見ると腹以外が赤いアリでした。後でわかったことですが、これが「エゾアカヤマアリ」でした。
あざみ池
ヨツボシトンボ
翅に四つの点が珍しいトンボで、平地にはいません。
 |
 |
 |
|
ルリイトトンボ
ここにもルリイトトンボが多数飛び交っていました。
 |
 |
 |
|
ルリイトトンボ連結個体
連結個体をいくつか発見したので、撮りました。雌は緑色のものが多かったようですが、雄と同色のものもいるそうです。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
エゾアカヤマアリについて
長野県より北の山地高原に分布し、乗鞍高原にも生息しています。北海道では平地にもいます。
イネ科の草や茎、カラマツの落ち葉などを積み重みあげて、アリ塚を作ります。冬の寒さからの防寒対策と考えられます。アリ塚の中は暖かく、幼虫の保護室として役立ちます。
土中が冷たい地域に暮らすアリの適応の一形態です。アリ塚にふれるとエゾアカヤマアリが攻撃してきますので、注意してください。アリ塚はかなり大きかったでした。
北海道の石狩海岸には約4万5000巣からなるエゾアカヤマアリのスーパーコロニーがあったことがあるそうです。
イネ科の草や茎、カラマツの落ち葉などを積み重みあげて、アリ塚を作ります。冬の寒さからの防寒対策と考えられます。アリ塚の中は暖かく、幼虫の保護室として役立ちます。
土中が冷たい地域に暮らすアリの適応の一形態です。アリ塚にふれるとエゾアカヤマアリが攻撃してきますので、注意してください。アリ塚はかなり大きかったでした。
北海道の石狩海岸には約4万5000巣からなるエゾアカヤマアリのスーパーコロニーがあったことがあるそうです。
 |
|
|
|
あざみ池から駐車場に戻る
あざみ池から駐車場に戻る途中でエゾアカヤマアリのアリ塚を見つけました。直径８０ｃｍ、高さ３０ｃｍ。
 |
|
|
|
エゾアカヤマアリの巣
昼食を食べた地点に戻って、エゾアカヤマアリの巣付近を観察しました。
エゾアカヤマアリ
頭部及び胸部は赤色、腹部は黒色で、体長 4.5 ～ 7 ｍｍで、北海道、本州（中部以北）に生息しています。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
エゾアカヤマアリが獲物を運ぶ
冬に備えて昆虫の死骸を何匹もの仲間で運んでいました。アリは動作が素早いので、写真を撮るときは、なにか重いものを運んでいる時が有利です。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
その他の虫
■ 7/08(月) 曇り ２８℃
三日目： 7月08日 松本 → 梓川 → 城山公園 → そば庵 米十 → 松本泊朝の散歩
ねむの花
この時期、どこでも満開でした。
 |
 |
 |
 |
水路
梓川周辺の水路は水量が豊富で、飲み水も美味しいく、羨ましいでした。
 |
 |
 |
|
城山公園
城山公園の虫たち
シロテンハナムグリ
トホシカメムシ
昼食
米十さんでざるそばと穴子重を頂きました。そばは本場ですから美味しいのは当然ですが、久しぶりの穴子重も美味しかったでした。
 |
 |
 |
 |
上高地線
宿に帰る途中で上高地線が走っているのに遭遇したので、やっと撮ることができました。アルピコの愛称で呼ばれています。
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
■ 7/09(火) 晴 ３０℃
四日目： 7月09日 松本 → 周辺巡り → 松本城 → 松本泊午前中は周辺巡り、午後は上高地線（松本と新島々をつなぐローカル線で、上高地・乗鞍高原・白骨温泉への交通手段にも便利）に乗って松本まで行き、松本城、松本市内をゆっくり歩き、夕食をとりました。
梓川の周辺で
コマダラナガカメムシ5齢幼虫とジュウジナガカメムシ
コマダラナガカメムシは赤と黒の鮮やかな模様を持つナガカメムシで南方系 カメムシ目マダラナガカメムシ科 10ｍｍ
橙赤色と黒色の綺麗な模様を持つナガカメムシでガガイモ科の植物の汁を吸います カメムシ目マダラナガカメムシ科 10ｍｍ
橙赤色と黒色の綺麗な模様を持つナガカメムシでガガイモ科の植物の汁を吸います カメムシ目マダラナガカメムシ科 10ｍｍ
 コマダラナガカメムシ5齢幼虫 |
 |
 |
 |
 ジュウジナガカメムシ |
 |
|
|
そばとリンゴ
セマダラコガネ♂
 |
 |
|
|
ホソバセダカモクメ幼虫
この毒々しい色合いは、有毒昆虫の見ためだけを擬態することで毒のコストやリスクを負うこと無く、捕食者から逃れることが出来る「ベイツ型擬態」に分類されるでしょう。
イモムシが前脚で葉をつかんで食べる姿を始めてみました。
イモムシが前脚で葉をつかんで食べる姿を始めてみました。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
ウスバキトンボ♂
旅をするトンボで、ほとんどは日本生まれではなく、異国の地からはるばる飛んできたものと思われます。
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
小さな虫たち
シロズヒメムシヒキ
 |
 |
 |
|
アシグロツユムシ幼虫
恐ろしいまでの長い後脚が羨ましいです。
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
キアシナガバチの巣
道をあるいていて、ある家の門の上部にキアシナガバチの巣を発見、どんなことをしているか、観察しました。巣はかなり危険な大きさです。
働きバチがイモムシの肉塊を咥えていて、他の働きバチがそれを貰っていたり、幼虫に給餌していました。幼虫は時期が来ると、自分で六角形の繭を作ります。
働きバチがイモムシの肉塊を咥えていて、他の働きバチがそれを貰っていたり、幼虫に給餌していました。幼虫は時期が来ると、自分で六角形の繭を作ります。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
シマサシガメ
 |
 |
 |
 |
クロホソスジハマダラミバエ♀
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
ケブカクチブトゾウムシ
 |
 |
 |
|
ムラサキナガカメムシ
 |
 |
 |
|
シロオビアワフキ
 |
 |
 |
|
松本市内へ
１５時、上高地線に乗って松本市内へ行きました。ちょうど小学生の帰宅時間と合致、元気のいい子供たちの声を久々に耳にしました。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
JR松本駅
ここは外国人観光客が多かったでした。
 |
 |
 |
 |
松本駅周辺
小澤征爾さんがなぜ松本を愛していたのかが、よくわかった気がしました。落ち着いて優しさが溢れる街でした。
 |
 |
 |
 |
国宝松本城
市内ではお城を訪れる外国人客が圧倒的に多かったでした。
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
|
街中
松本は松本山雅の本拠地なんですね、どこにも広告がありました。上高地線の車内にも。
 |
 |
 |
|
夕食
夕食は中華料理をいただきました。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
|
上高地線で宿へ
JR松本駅から上高地線で帰りましたが、この時間帯は１時間に２，３本になっていました。
上高地線が入線しました。宿まで２５分乗りますが、距離はどのくらいなのかなあ、１２駅ですが、駅と駅の間の走行時間は数分です。
上高地線が入線しました。宿まで２５分乗りますが、距離はどのくらいなのかなあ、１２駅ですが、駅と駅の間の走行時間は数分です。
 |
 |
|
|
■ 7/10(水) 晴れ ２８℃
五日目： 7月10日 松本 → 梓川 → せせらぎの湯 → 松本泊梓川の河原で虫を探しました。するとたくさんのイワツバメの幼鳥が群れていました。河原で巣材のようなものを集めていたのですが、なぜでしょうか？
梓川の河原
梓川の河原で虫を探しました。
ヒメクロオトシブミ♀
ヒメクロオトシブミが揺籃を作っていました。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
ウスバキトンボ♀
ウスバキトンボは旅するトンボで、どこかで羽化して、軽い身体と大きな翅で滑空し、大洋を渡海してくることで有名です。
幼虫が越冬できるのは、日本では八重山諸島ぐらいのようです。
幼虫が越冬できるのは、日本では八重山諸島ぐらいのようです。
 |
 |
 |
|
アオモンイトトンボ♂
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
マルアワフキ
 |
 |
 |
|
いろいろな虫１
いろいろな虫２
梓川の河原で
河原の水たまりに今年生まれのイワツバメ幼鳥たちが集まって、餌取、飛行訓練などをしていましたので、遊ばせてもらいました。
でも写真をよく見ると、河原の石や植物片や土を咥えて飛んで行きます。もう巣作りはしないはずなのに、なぜなのでしょうか？
でも写真をよく見ると、河原の石や植物片や土を咥えて飛んで行きます。もう巣作りはしないはずなのに、なぜなのでしょうか？
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 隣の子の足が気になって |
 ちょっと引っ張ったら |
 ああっと |
 こけてしまった |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
せせらぎの湯
河原で汗をかいたので、車で３０分位のところにある温泉にいき、アルカリ性の温泉につかり、肌がすべすべになりました。
■ 7/11(木) 晴れ ２８℃
六日目： 7月11日 松本 → 諏訪湖 → 横浜早朝の諏訪湖 SA
人も少なく閑散としていました。
 |
 |
 |
|
家路へ
平地はかなり暑いようでしたが、高原の涼しい空気を吸って英気を養いましたので、この夏をなんとか乗り切りたいです。
【旅のガイド】
| 竜島温泉 せせらぎの湯 | 竜島温泉 せせらぎの湯のHPを参考にしてください。 ■ 〒390-1520 長野県松本市波田３４５２ TEL：0263-94-1126 入浴・休憩/ 10:00～22:00（入館締切21:00） 入館料 大人：520円 小人：小・中学生 260円 休館日/ 毎週月曜日（ただし月曜日が休日の場合は営業し、翌日の火曜日が休館日）年末年始（12月31日、1月1日） |
| 上高地線 | JR松本駅と新島々をつなぐローカル線です。上高地・乗鞍高原・白骨温泉への交通手段にも便利ですが、運賃は高いです。松本から新島々まで７２０円です。 新島々～上高地、新島々～乗鞍、新島々～白骨温泉へは路線バスに接続しています。 駅は松本、西松本、渚、信濃荒井、大庭、下新、北新・松本大学前、新村、三溝、森口、下島、波田、渕東、新島々の１３です。 |
【フィールドノート】 あいうえお順
| ■ 鳥 初見初撮： 0種 全種 ： 6種 | イワツバメ キジ ツバメ ハシブトガラス ハシボソガラス ヒヨドリ |