用語集

用語意味

環境変数 OSのシェルなどに設定されている、システムの属性を記録している変数。変数の名前と意味はあらかじめ決まっているため、環境変数を読み込めばシステムの設定がある程度分かるようになっている。
OSの環境変数は、システムの実行ファイルが置いてあるディレクトリの指定など、 OS上で動作するアプリケーションソフトが参照するための設定が記録されている。アプリケーションソフトからは、システムコールやOSの標準API などを通じて簡単に値を取得できるようになっている。
また、Webブラウザの内部データの一部を環境変数と呼ぶことがある。これはHTTPリクエストの時に送信されるもので、ブラウザの種類やリンク元のWebページなど、 WebサーバがWebブラウザに対して最適な処理を行うために送信されるものである。厳密にいえば、HTTP リクエストを行うアプリケーションソフトはすべて環境変数を送信している。
ちなみに、ユーザが意図的に書き換えることができる環境変数も多く、特にWeb ブラウザでは素性を隠す目的などでブラウザ名などの変数を書き換える人もいる。しかし、事実と異なる値を環境変数に設定すると、その環境変数を使っているサーバやアプリケーションソフトは正しく動作しなくなる恐れがある。特にシェルの環境変数を書き換えた場合には深刻な誤動作が起きる場合もあるため、扱いには注意が必要である。

ヒストリ
履歴 csh では以前に入力したコマンド行を履歴として保存しており、同じコマンドを実行したい場合は、その番号を ! の後ろに指定することで、再実行できます。
コマンド行を保存するヒストリ・リストのサイズは history 変数で制御できます。
set history = 100

カレント
ディレクトリ現在自分がいるディレクトリ

ホーム
ディレクトリログインしたときにいるディレクトリ

プロンプトシステムがコマンド入力を受け付けられる状態にあることを示すための記号。

絶対ディレクトリ / からはじまるディレクトリ名

相対ディレクトリ / からはじまらないディレクトリ名

リダイレクトプログラムの入力元や出力先を変更すること。

パイプあるプログラムの出力を別のプログラムの入力に繋ぐ機能

プロセス OS 上で実行されているプログラムのこと

デーモンメモリに常駐して様々なサービスを提供するソフトウェア。

アーカイブ複数のファイルを一つのファイルにまとめること。そのためのソフトウェアをアーカイバという。

バックグランド
ジョブコマンドの末尾に & を付けて実行すると、シェルはコマンドの終了を待たずに、すぐ次のコマンドを受け付ける状態になります。このように、即座に次のジョブを実行できるよう、背後で実行されている状態のジョブを"バックグランドジョブ"と言います。

シェルユーザの操作を受け付けて、指示をOSの中核部分に伝えるソフトウェア。コマンド・インタプリタともいう。

シェルスクリプトシェルスクリプトとはコマンドやシェルの組み込みコマンドなどをファイルに記述し、実行できるようにしたものである。またプログラムの制御構造なども使用でき、柔軟な処理が可能です。
シェルスクリプトを実行するには実行権限および読み込み権限が必要です。またシェルスクリプトファイルの1行目にはシェルスクリプトを実行するシェルのパスを記述します。

ロケールソフトウェアに内蔵される、言語や国・地域ごとに異なる単位、記号、日付、通貨などの表記規則の集合。または単に、利用する言語や国・地域の指定。多くのソフトウェアやプログラミング言語は、使用する言語とともにロケールを設定し、ロケールで定められた方式に基づいてデータの表記や処理を行なう。

共有ライブラリ複数のプログラムが共通して利用するライブラリ。 OSやミドルウェア、プログラミング言語のランタイムなどによって提供される。
ライブラリは関数や定数の定義など部品化されたソフトウェアの集合で、共有ライブラリは単独のファイルとして実行形式のプログラムとは別に提供される。多くのプログラムが共通して使う汎用的な機能が用意されており、個々の開発者が同じ目的の機能をそれぞれ開発してしまう無駄を排することができる。

シンボリックリンクあるファイルやディレクトリに別の名前を与え、ユーザやアプリケーションがその名前をファイル本体と同様に扱えるようにする仕組み。 UNIX系OSのファイルシステムの機能として定着している。
UNIXでは ln コマンドでシンボリックリンクを作成することができ、ファイルシステム上にはリンク情報が格納された0バイトのファイルが出現する。元のファイルを扱うのと同じ感覚でシンボリックリンクと通してファイルやディレクトリにアクセスすることができる。

用語	意味
環境変数	OSのシェルなどに設定されている、システムの属性を記録している変数。変数の名前と意味はあらかじめ決まっているため、環境変数を読み込めばシステムの設定がある程度分かるようになっている。 OSの環境変数は、システムの実行ファイルが置いてあるディレクトリの指定など、 OS上で動作するアプリケーションソフトが参照するための設定が記録されている。アプリケーションソフトからは、システムコールやOSの標準API などを通じて簡単に値を取得できるようになっている。また、Webブラウザの内部データの一部を環境変数と呼ぶことがある。これはHTTPリクエストの時に送信されるもので、ブラウザの種類やリンク元のWebページなど、 WebサーバがWebブラウザに対して最適な処理を行うために送信されるものである。厳密にいえば、HTTP リクエストを行うアプリケーションソフトはすべて環境変数を送信している。ちなみに、ユーザが意図的に書き換えることができる環境変数も多く、特にWeb ブラウザでは素性を隠す目的などでブラウザ名などの変数を書き換える人もいる。しかし、事実と異なる値を環境変数に設定すると、その環境変数を使っているサーバやアプリケーションソフトは正しく動作しなくなる恐れがある。特にシェルの環境変数を書き換えた場合には深刻な誤動作が起きる場合もあるため、扱いには注意が必要である。
ヒストリ履歴	csh では以前に入力したコマンド行を履歴として保存しており、同じコマンドを実行したい場合は、その番号を ! の後ろに指定することで、再実行できます。コマンド行を保存するヒストリ・リストのサイズは history 変数で制御できます。 set history = 100
カレントディレクトリ	現在自分がいるディレクトリ
ホームディレクトリ	ログインしたときにいるディレクトリ
プロンプト	システムがコマンド入力を受け付けられる状態にあることを示すための記号。
絶対ディレクトリ	/ からはじまるディレクトリ名
相対ディレクトリ	/ からはじまらないディレクトリ名
リダイレクト	プログラムの入力元や出力先を変更すること。
パイプ	あるプログラムの出力を別のプログラムの入力に繋ぐ機能
プロセス	OS 上で実行されているプログラムのこと
デーモン	メモリに常駐して様々なサービスを提供するソフトウェア。
アーカイブ	複数のファイルを一つのファイルにまとめること。そのためのソフトウェアをアーカイバという。
バックグランドジョブ	コマンドの末尾に & を付けて実行すると、シェルはコマンドの終了を待たずに、すぐ次のコマンドを受け付ける状態になります。このように、即座に次のジョブを実行できるよう、背後で実行されている状態のジョブを"バックグランドジョブ"と言います。
シェル	ユーザの操作を受け付けて、指示をOSの中核部分に伝えるソフトウェア。コマンド・インタプリタともいう。
シェルスクリプト	シェルスクリプトとはコマンドやシェルの組み込みコマンドなどをファイルに記述し、実行できるようにしたものである。またプログラムの制御構造なども使用でき、柔軟な処理が可能です。シェルスクリプトを実行するには実行権限および読み込み権限が必要です。またシェルスクリプトファイルの1行目にはシェルスクリプトを実行するシェルのパスを記述します。
ロケール	ソフトウェアに内蔵される、言語や国・地域ごとに異なる単位、記号、日付、通貨などの表記規則の集合。または単に、利用する言語や国・地域の指定。多くのソフトウェアやプログラミング言語は、使用する言語とともにロケールを設定し、ロケールで定められた方式に基づいてデータの表記や処理を行なう。
共有ライブラリ	複数のプログラムが共通して利用するライブラリ。 OSやミドルウェア、プログラミング言語のランタイムなどによって提供される。ライブラリは関数や定数の定義など部品化されたソフトウェアの集合で、共有ライブラリは単独のファイルとして実行形式のプログラムとは別に提供される。多くのプログラムが共通して使う汎用的な機能が用意されており、個々の開発者が同じ目的の機能をそれぞれ開発してしまう無駄を排することができる。
シンボリックリンク	あるファイルやディレクトリに別の名前を与え、ユーザやアプリケーションがその名前をファイル本体と同様に扱えるようにする仕組み。 UNIX系OSのファイルシステムの機能として定着している。 UNIXでは ln コマンドでシンボリックリンクを作成することができ、ファイルシステム上にはリンク情報が格納された0バイトのファイルが出現する。元のファイルを扱うのと同じ感覚でシンボリックリンクと通してファイルやディレクトリにアクセスすることができる。