Zlib::GzipFile

zlib.so

gzip 形式の圧縮ファイルを扱う抽象クラス。 具体的な読み込み/書き込み操作は、それぞれサブクラスの Zlib::GzipReader, Zlib::GzipWriter で定義されています。

IO クラスのインスタンス (又は IO クラスのインスタンスと同じメソッドを 持つオブジェクト) と関連付けて使用します。

スーパークラス:

• Object

クラスメソッド:

GzipFile.new(args...)

Zlib::GzipReader.new 及び Zlib::GzipWriter.new を参照。

GzipFile.wrap(args...) {|gz| ... }

Zlib::GzipReader.wrap 及び Zlib::GzipWriter.wrap を参照。

Zlib::GzipFile.open(args...) {|gz| ... }

Zlib::GzipReader.open 及び Zlib::GzipWriter.open を参照。

メソッド:

closed?

to_io

IO クラスの同名メソッドと同じ。

close

GzipFile オブジェクトをクローズします。このメソッドは 関連付けられている IO オブジェクトの close メソッドを呼び出します。 関連付けられている IO オブジェクトを返します。

finish

GzipFile オブジェクトをクローズします。closeと違い、 このメソッドは関連付けられている IO オブジェクトの close メソッドを 呼び出しません。関連付けられている IO オブジェクトを返します。

crc

圧縮されていないデータの CRC 値を返します。

Zlib::GzipFile#level

圧縮レベルを返します。

mtime

gzip ファイルのヘッダーに記録されている最終更新時間を返します。

os_code

gzip ファイルのヘッダーに記録されている OS コード番号を返します。

orig_name

gzip ファイルのヘッダーに記録されている元ファイル名を返します。 ファイル名が記録されていない場合は nil を返します。

comment

gzip ファイルのヘッダーに記録されているコメントを返します。 コメントが存在しない場合は nil を返します。

sync

sync= flag

IO クラスと同じ。flag が真の時、関連付けられている IO オブジェクトが flush メソッドを持っていなければなりません。 また、true にすると圧縮率が著しく低下します。