Mutex_m

スレッド同期機構である Mutex のモジュール版です。普通のオブジェクトを extend により Mutex にする事ができます。

[ruby-list:1991]

例

require "mutex_m"
obj = Object.new
obj.extend(Mutex_m)
obj.lock
obj.unlock

メソッド

mu_synchronize{ ... }

synchronize{ ... }

Mutex_m をロックし、ブロックを実行します。実行後に必ず Mutex_m のロックを開放します。

mu_lock

lock

Mutex_m をロックします。一度にひとつのスレッドしかロックできません。 既にロックされている mutex に対してロックを行おうとしたスレッドは Mutex_m のロックが開放されるまで、実行が停止されます。

self を返します。

mu_locked?

locked?

Mutex_m がロックされている時、真を返します。

mu_try_lock

try_lock

Mutex_m をロックしようとして、ロックが成功した場合、真を返します。 ロックできなかった場合にはブロックせず偽を返します。

mu_unlock

unlock

Mutex_m のロックを開放します。 Mutex_m のロック待ちになっていたスレッドの実行は再開されます。

self がロックされていなければ nil を返します。そうでなければself を返します。